洗顔もカラダもこれ1つ!無添加スイートアーモンド石鹸レシピ

スイートアーモンドオイルをたっぷり使った、フワフワ泡なめらかラベンダー石鹸のレシピ。

ラベンダーの優しい香りが漂い、細かい柔らかな泡がたつ肌心地抜群の手作りバーソープ。

数ある自身のオリジナル石鹸レシピの中でも特にお気に入りです。

ラベンダーエッセンシャルオイルは、私がいつも愛用している北海道富良野のラベンダー畑からお取り寄せしたものを使いました。

無添加の石鹸作りの楽しさの1つに、オイルや精油など自分の好きな物をこだわって選べるところがあります。

ぜひ、厳選したお気に入りの材料を使って贅沢な石鹸を作ってみてください。

この石鹸レシピができたきっかけ

この、スイートアーモンド・ラベンダー石鹸レシピは、『香りの良い、肌ざわりの優しいまろやかな石鹸』そして『体ニキビ対策にもなるような石鹸』が欲しい!という希望から生まれました。

自分の希望をわがままに叶えることができるのも、手作り石鹸の大きな利点です。

私は学生時代からずっと背中ニキビに頭を悩まされ、30歳を過ぎた今でもしばしばかゆみや赤みに困る事があります。特に季節の変わり目には皮脂量のバランスが崩れる事が原因なのか、又は衣服の相性が悪いのかわかりませんが、肌のトラブルが生じる事が多いです。

そんな時でもこの石鹸はバッチリ最適!

また、この石鹸のラベンダーのほのかな香りが1日の疲れを和ませてくれます。

材料について

この石鹸レシピでは、オリーブ石鹸をベースにスイートアーモンドオイルやエッセンシャルオイルなどを加えて作っています。

オリーブオイル

オリーブオイルは、人の肌になじみやすくマイルドに働くとされるオレイン酸が約80%とたっぷり含まれ、さらに天然の保湿成分なども含まれているとされています。このことからも、昔から石鹸作りに使われている代表的なオイルです。しかし、オリーブオイルのみで作ったオリーブ石鹸は泡立ちが少なく、アメリカの硬水のエリアに住んでいる私にとってはなかなか使いにくい石鹸です。これらの短所を補う為にその他のオイルを加えます。

スイートアーモンドオイル

スイートアーモンドオイルはキメの細かい柔らかな泡を立てるのを助けるとされているオイルです。私は洗顔用の石鹸には必ずと言って良いほどこのスイートアーモンドオイルを加えます。(ふわふわの泡が立ちます!)

ココナッツオイル

ココナッツオイルは一般的に泡立ちを良くする為に加えられるオイルです。しかし肌に刺激性がある物質も含まれているとされ、20%以下の割合で加えます。私は硬水のエリアに住んでいるのでいつも少し多めに入れて使っています。

パームオイル

パームオイルは石鹸の溶け崩れを防ぐ為に加えられるオイルです。

手作り石鹸を購入し使った時に石鹸の溶けが早く、すぐになくなってしまったといった経験はないですか?

私は自分で手作り石鹸を作りはじめる前は地元のサンデーマーケットなどで手作り石鹸を購入して使っていました。その時に何度か、すぐに溶けてドロッとなってしまう石鹸を経験した事を覚えています。きっとその石鹸にはパームオイルが含まれていなかったのか、とてもフレッシュな石鹸だったんだろうな…と自分自信が石鹸を作りはじめてみてから分かりました。

エッセンシャルオイル

好みの香りや目的に合わせて精油をブレンドし加えると自分好みの石鹸がつくれます。だいたい1〜1.5%の割合で加えます。しかし、経験上、外国人の方はもう少し香りの強い石鹸を好むようです。私の主人(アメリカ人)は2%くらいのものを好みます。

苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)

固形石鹸を作る時に必要になるものです。

石鹸を作る際の水溶液の濃度では強アルカリ性になります。肌に触れたりすると火傷をしますので取り扱いには十分に気をつけてください。

精製水/浄水器を使ったお水

苛性ソーダを溶かすのに必要になります。

水道水でもできないことはないですが、ミネラルが含まれていないものをできるだけ使いましょう。

私はフィルターにかけた水道水を使っています。

【私好みのオイルの割合】

  • オリーブオイル:54%
  • スイートアーモンドオイル:18%
  • ココナッツオイル:18%
  • パームオイル:10%

+エッセンシャルオイル:1.5%[/su_note]

作り方と上手に作る為のコツ

作り方

①. 苛性ソーダを溶かして水溶液を作る。

精製水と苛性ソーダの量をはかり、苛性ソーダを溶かします。

  • 苛性ソーダ:78g
  • 精製水:245g
*苛性ソーダの水溶液は肌に触れたりすると火傷をしますので取り扱いには十分に気をつけてください。ゴム手袋、安全の為にゴーグルをつけてこの作業を行ってください。

②. 油の量をはかり、固形のものは溶かす。

すべての油の量を図りとり、溶かします。ココナッツオイルやパームオイルは常温で固形のものが多いので、その場合は湯せんで溶かします。

  • オリーブオイル:341g
  • スイートアーモンドオイル:113g
  • ココナッツオイル:113g
  • パームオイル:63g

③. 油に苛性ソーダ水溶液を加え混ぜあわせる。

①の苛性ソーダ水溶液をすこしずつ②の油に加えます(混ぜながら)。その後20〜25分程穏やかに混ぜます。

*混ぜ合わせる時の温度に注意

水溶液も油も40℃くらいに合わせて混ぜ合わせると反応が上手に進みます。

④. 型入れのタイミングを待つ。

混ぜ終わった後、ドロッとしてくるまで放置します。ゴミやホコリが入らないようにラップをかけておきましょう。

油分が上に分離してきたら時々混ぜてください。油分が上に分離しなくなり、カスタードクリームのような質感になったら型入れです。

*エッセンシャルオイルを加える場合は型入れの直前に加えて混ぜます。

  • ラベンダー:6ml
  • ティーツリー:3ml

⑤. 暖かい所で1日保管→風通しの良い所で保管。(固まるまで)

固まって型から取り出せるようになるまで保管します。型から取り出せるようになったら取り出します。

石鹸の固まり具合はお天気(湿気や気温)や③での混ぜ方によってもかわってきます。1日待ってもまだ柔らかい=型から上手に出せないという場合は少し長めに待ってみてください。

⑥. 好きな大きさに切る。

手袋をしてツンツンと触ってみて、型がつかないくらいにしっかりと固まったら切ります。包丁にくっつきますが、無理に剥がさずにスーッと手前に引くようにすると取れます。

⑦. 石鹸を寝かせる。

直射日光に当たらず風通しの良い所で保管します。1ヶ月程寝かせます。

〜完成〜

使用感について

きめ細かな泡がたち、肌触りがとても柔らかい石鹸です。泡立てネットを使うとさらに柔らかいフワフワの泡が立ちます。洗顔にもピッタリです!

肌がキュッキュッという感じで汚れがよく落ちたさっぱりした感じになりますが、つっぱり感はありません。

ラベンダーの柔らかい香りとティーツリーの爽やかな香りが浴室に漂い、入浴時間をより楽しめます。

石鹸の寝かし期間が短いと柔らかく溶けやすい石鹸になります。使用前に最低1ヶ月は寝かせてください。また、使い終わった後は石鹸の水を切って乾かしてください。

どんな人にオススメ?

ニキビにお悩みの方

私のような、背中ニキビに悩む方にオススメです。ティーツリーとラベンダーエッセンシャルオイルはニキビ対策としても使われるブレンドです。

リラックスしたい方

アロマの香りでリラックスできます。疲れが溜まっている時や、いつもより長くゆっくりとバスタイムを楽しみたい時などにピッタリです。

手間が苦手な方

この石鹸は体だけでなく、洗顔としても使うことができます。顔も体も一緒に洗ってしまいたい!そんなことも可能にする石鹸です。

まとめ

フワフワの泡が立つ、お肌に優しいラベンダー石鹸のレシピをご紹介させていただきました。

私のわがままな希望から生まれたオリジナルレシピです。

ニキビにお悩みの方、入浴中に爽やかなラベンダーの香りを楽しみたいという方、私のような面倒が苦手で顔もカラダも同じ石鹸で洗ってしまいたいという方におすすめの石鹸です。

一度使うとこのフワフワ泡は病みつきになります!

ぜひ試してみてください。