無添加バーソープ作り方・ほうれん草とアボカドの毛穴サッパリ野菜石鹸レシピ

野菜を使ったフレッシュ無添加野菜石鹸レシピ。

ビタミン・ミネラルたっぷりの新鮮な野菜を使うと色付けにもなり見た目も可愛い、おしゃれ石鹸ができあがります。

野菜をたくさん買いすぎ余ってしまった時や、少し傷み始めた野菜…でも捨てるのはもったいないと思った時、私は石鹸に入れちゃいます。

栄養分たっぷりのホウレン草を使い、汗をかきやすいジメジメした梅雨や夏にぴったりなサッパリ石鹸を作ってみました。

汚れを落とすパワーをぐんっとアップしてくれるクレイ、からだのほてりを和らげスッと爽やかな香りを漂わせるペパーミントの精油を加えて夏仕様にアレンジしています。

体がべとつくような蒸し蒸しとする季節には大活躍間違いなしの石鹸レシピです。

 

この石鹸レシピができたきっかけ

この石鹸はお庭掃除が忙しくなる初夏のある日に生まれたもの。

私が以前住んでいたアメリカ南部にあるお家では、暖かくなると一気に緑が目を覚まし、グングンと伸びてきます。前の庭の芝刈りは2週間に1回程しないといけなくなり、裏庭はツルが伸びる植物たちの手入れで終わりなく大忙しになります。そして湿気も高く、毎晩庭にホタルが飛ぶほどです。

庭掃除をした後シャワーをしてスッキリ・サッパリしたい時にピッタリな石鹸を作りたい!

そう思ったことがきっかけでした。

体の汚れがきれいに落ちながらもお肌がつっぱらない石鹸がどうしても欲しい!
そして体のほてりが落ち着き、スッとするような気持ち良い石鹸がいいな…という希望から生まれました。

  • 汚れをよく落としサッパリ
  • ほてりや虫さされの痒みを和らげ
  • 肌にマイルド

そんな石鹸です。

 

手作り固形石けんレシピ・ほうれん草

材料

  • 苛性ソーダ:78g
  • オリーブオイル:340g
  • アボカド油:113g
  • パーム油63g
  • ココナッツ油:113g
  • ペパーミントオイル:適量(私は100滴程入れます)
  • フレッシュほうれん草ジュース:250ml
  • クレイ:小さじ1

 

作り方

1.ほうれん草ジュースを作ります。

ほうれん草をブレンダーに入れ、100〜150ml程お水を加えミキサーにかけます。ミキサーにかけてできた液体ををコーヒーフィルターなどを使ってこし、できるだけ繊維を取り除きます。

2.苛性ソーダを溶かし、水溶液を作ります。

苛性ソーダを瓶の中に入れて重さを図り、そこに①のほうれん草ジュースを加えて苛性ソーダを溶かします。

*苛性ソーダの取扱い方には十分に気をつけてください。肌に触れたりすると火傷をします。

3.油の必要分量を量りとり、湯煎にかけて溶かします。

  • オリーブオイル:340g
  • アボカド油:113g
  • パーム油63g
  • ココナッツ油:113g

4.③の油に②を加えます。

②の水溶液と③の湯煎にかけて液体にした油がだいたい37〜40℃くらいになったら合わせ時です。

③の油に②の苛性ソーダ水溶液を混ぜながら加えます。

5.泡立て器で混ぜる。

④の溶液を15分間ほど、柔らかく滑らかにゆっくりと混ぜます。

しっかり15分以上混ぜてください。

*泡を立てずに優しくゆっくりと混ぜる。頑張って混ぜすぎると上手くできません。

6.型入れのタイミングを待つ

型入れのタイミングまでサランラップをかけておきます。1時間に1回程様子を見ながら分離した油を混ぜ合わせます。(だいたい型入れまで10〜12時間程だと思います。)

どろっとして表面に線が描けるようになってきたら型入れの時間です。

ここでクレイと精油を入れます!
石鹸のタネ少量小さなガラス又はステンレス容器に入れ、クレイを入れ混ぜて溶かします。クレイが溶けたらそのネタを戻し混ぜてなじませます。そしてペパーミントオイルも混ぜ入れます。
型入れのタイミングは⑤の混ぜ具合でも随分と変わります。よく混ぜると肩入れまでの時間が短くなります。

7.型から出せる程固まるまで放置する。

だいたい1〜3日間です。気候など環境によっても違います。

8.型から出して更に数日間乾かす。

9.ソープバーを好みの大きさに切る。

切った後は更に数ヶ月休ませてください。(風通しの良い、涼しく日が当たらないところで保管してください。)

*ほうれん草とアボカド石けんに使った材料のポイント*

【アボカド油】

アボカドの果実を絞って得られた油で、ビタミン類(A・B・D・E)が豊富に含まれているオイルです。これら美容成分が豊富な上、優れた保湿効果を持つのでスキンケア用品にもよく使われています。皮膚を滑らかにするマイルドな石鹸を作る助けをすると言われています。

 

【クレイ】

汚れを落とす効果に優れる石鹸を作るといわれています。夏にオススメな石鹸作りのオプション材料です。

 

【精油】

ペパーミントオイル:体のほてりを和らげる作用があるといわれているので夏の暑い時期にオススメです。また、かゆみを和らげる作用もあるといわれていて、日焼けをしてほてった肌や虫さされで痒くなった肌も落ち着かせてくれるといわれています。

私はティーツリーオイルも少し加えます。ティーツリーは殺菌効果にすぐれています。

 

 

オーガニック石けん(アボカド・ほうれん草)のつかい心地は?

ペパーミントの香り

この石鹸の私のお気に入りのポイントは、スッと爽やかなペパーミントの香りです。

ペパーミントの香りは心を強壮し、頭をクリアにしてくれる精油として知られていて、5月病などにも良いといわれています。この石鹸からのペパーミントの香りは、心も体もリフレッシュしてくれます。

 

泡立ち・石鹸の硬さ

作ってあまり休ませないで使ってしまうと柔らかく溶けやすい石鹸ですので、使う前に2ヶ月くらいは休ませるようにしてください。
泡立ちはココナッツオイルを18%いれていますので、『まあまあ』といった感じです。泡を立てれるボディータオルを使うとふわふわの泡がたち気持ちいいです。
泡立ちをもっとよくしたい場合はココナッツオイルの割合を20%くらいまで増やしてみてください。

 

洗い心地

スッキリ汚れが落ちた肌感が得られます。洗った後のつっぱり感はボディーはありませんが、顔を洗顔した時はやはり少しつっぱります。洗顔後しっかりと化粧水、保湿クリームなどでケアをしてください。

固形石鹸は液体石鹸と比べると泡立てるのに少し手間がかかります。
泡立てネットなどを使ってしっかりと泡を立ててみてください。柔らかい細かな泡が立って気持ちいいですよ。

 

まとめ

新鮮なほうれん草やアボカド油に含まれる美容成分を生かした無添加手作り石鹸の作り方をご紹介させていただきました。

クレイや精油をプラスし、汚れをよく落とし+日焼けや虫さされなどのケアにも使える夏におすすめの石鹸として仕上げています。

私は暑く体がベトベトする夏はこの石鹸を愛用しています。

ぜひ一度作ってみてください。