悩みやすく、少し心がナイーブになるお年頃「アラサー」。
20代の頃は思った事を恐れる事なく実行にうつせていたのに、なかなか新しい事をする勇気が出なくなってくる年頃なのかもしれません。私はこれをアラサー症候群と呼んでいます。
私の個人的な意見なのかもしれませんが、私もアラサーに差し掛かった頃から少し臆病になりました。
そして30歳を越えると更にどんどんと新しい事にチャレンジするのに何倍もの労力が必要になるようになった気がします。
私が海外に飛び出したのも、アラサーの頃。家族・友達の反対を押し切り決断しました。
最近はアラサーでの長期留学やワーホリは普通ですが、当時は少し珍しく、周りの人たちには「なぜ、安定した生活を捨てて海外に出るのか?」と問い詰められた事を覚えています。
今、同じように悩んでいる方、大丈夫です!
アラサーでも海外生活十分に楽しめます!
私はむしろ、アラサーで留学・ワーホリを経験してよかった!と思っています。
そんな私の実体験を元に、アラサーでする海外留学とワーホリ体験の良い点と悪い点をまとめてみたいと思います。
海外留学とワーホリ
国際化が進み、海外留学やワーホリなどで世界に飛び出す人たちが増えています。海外留学は海外で学校に通い勉強、ワーホリ(ワーキングホリデー)は海外で働きながらホリデー期間(旅行など)を過ごす事を指します。昔は「留学」は学生の若い子達がする事と認識される事が多かったのですが、今はそんな事ありません!
ワーキングホリデーは年齢制限が30歳という事が多く、30歳になる前に行かなきゃ!という事でアラサーでワーホリVISAを申請する方も多いです。30歳間近でするワーホリ、いわゆる「ギリホリ」と呼ばれている事ですね。私もその「ギリホリ」をした中の1人です。
アラサーで海外生活・利点
私は学生の時ではなく、むしろアラサーで海外生活を体験してみて良かったと思っています。
なぜなら、日本での社会人経験も無駄になった事は全くなく、むしろ海外で大学院に進学した時や就職した時に役立った事の方が多いんです。大学院ではその専門的な業務に就いていた就労経験がある事が考慮され、単位免除を受けれた事もあります。
では、どんな利点があったか、私個人の意見ですがご紹介していきたいと思います。
① 日本での社会人経験・労働環境と海外での体験を比較できる
まず一番に思った事は、日本での社会人経験があるので、日本での社会人環境と海外での社会人環境を客観的に比べる事ができるという点です。海外での労働は日本で働いているのとかなり環境が異なります。海外の日本企業で働いた事はないのでそこはどうかわかりませんが、海外の企業(私が働いたところ)はかなりゆったりとしていて、スタディーリーブ(勉強の為のお休み)やシックリーブ(体調不良でのお休み)なども充実していました。
日本での労働環境と比べると、天国のよう!
こんな事も、実際に日本で働いていないと分かりませんよね。
② 海外の目上の方たちとも話がしやすい
海外で目上の人たちと話をする時によく出てくるのは、「日本ではどうなの?」という質問。
日本での経験があるアラサー又はアフター30の方はそんな質問にも簡単に答えられるでしょう。海外の方は結構日本の生活環境・労働環境・教育システムなどに興味を持っている方が多いです。
③ 会社環境にも溶け込みやすい
海外で仕事を見つけるのは大変ですが、見つけてしまえば溶け込みやすいです。
「日本では当たり前」な程度の労力をつぎ込み働いていれば、海外では「ものすごいハードワーカー」として感心され親しまれる事が多いです。毎日遅刻をせず出勤するのですら感心される事もありますよ。
④ 仕事場、勉学中でのプレッシャーにも耐えやすい
これは特に私個人の意見になるかもしれませんが、日本で忙しく働いていた方は比較的忙しい生活やプレッシャーを与えられた生活に慣れていた為、海外生活の中でもプレッシャーに強いような気がします。(もちろん、学生さんもプレッシャーに強い方は沢山いらっしゃると思いますが。)
⑤ アラサー留学帰国後日本の労働環境に戻りやすい
日本である程度社会経験がある、日本の労働環境かどういうものか知っているアラサー又はそれ以上の方々は、海外留学・労働を経験した後日本に帰国しても日本の社会に馴染みやすいと思うのが私の意見です。日本で働く事なく海外で就労した場合は海外の労働環境が普通だと感じるようになる為、日本で働き出した時に社会環境の過酷さ、休日出勤・残業の多さに「え?」となる場合があるのかもしれません。
私も一時日本に帰国した時は日本で少し働きました。やはり日本の企業の労働環境は厳しいな…と改めて思った事を覚えています。でもすぐに慣れましたが。
アラサーワーホリ留学・失敗、短所
次に、アラサーで海外生活を経験してみて「辛かったな…」「もっと若い時に海外生活を体験しておけばよかった」と思った事のお話です。
① 体力不足、記憶力低下
年齢を重ねるとともに記憶力や体力は低下していきます。私が「もっと若い時に海外生活を体験しておけばよかった。」と一番思った事は、英単語の覚えが悪かったり、大学でのテスト勉強に何か新しい事を覚える事に苦戦した時でした。
若い時から暗記は苦手でしたが、やはり日本で高校・大学生の頃よりもだいぶと覚えが悪くなっていて、2倍3倍の労力がかかったように思います。
また体力も低下しているのでしょうか。睡眠時間を削って遊んだり勉強したりするとその後1週間くらいは体力回復の為に休養が必要でした。
② 勢いが足りない
臆病になり、勢いに乗って行動があまりできないように感じました。逆にこの臆病なとこが出てきた為、危険な事をせずに済んでよかったのかもしれません。そう考えると良い点でもありますね。
③ ゆるい環境にストレスを感じる事があるかも!?
海外で働いていると、海外のゆるーい労働環境が逆にストレスに感じる場合もあるかもしれません。「もう!あの人全然働かない!」とか「あの人毎度毎度、お昼休憩長すぎる!」などなど。海外に住んでる私の知人もだいたいこのような愚痴をこぼしています。
しかし、それが彼達・彼女達(現地人達)の労働スタイルなんです。開き直ってそれに馴染んでしまいましょう!
自分もゆる〜く働けばストレスに感じません。笑
社会人ワーホリ留学成功・失敗
私のアラサー留学が成功なのか?失敗なのか?
その点は謎です。「成功」といえば成功。「失敗」といえば失敗。
個人それぞれ海外留学やワーホリをする目的は異なると思います。
私は海外留学をする前と後では別人。価値観がガラリと変わり、良き友達も増え、私個人的には人生が変わったと感じています。その後日本に帰国して就職することもなく、そのまま海外で仕事をし、結婚。海外永住することになりました。
困難も多々あり、円形脱毛症にもなやんが経験もあります。第三者の意見から見ると「失敗」なのかもしれません。でも、私は「成功」と思うことにしています。
「失敗」なのか、「成功」なのか…
それは自分個人の捉え方それぞれだと思います。
アラサー留学体験談:まとめ
アラサー以降の海外生活の良いところと悪いところをいろいろ考えまとめてみて改めて思う事は、アラサーで海外留学・労働にチャレンジしてみて良かった!と思う事です。
もし学生の頃に海外生活を経験していると、もちろんまた違った楽しみや色々な物に対する感じ方があったと思います。それはそれでもちろん楽しかったと思います。
しかし、私はアラサー・アフター30で海外生活を経験する事で少し異なった視点で物を見る事ができ、体験し、とても得る事が多かったと実感しています。また、日本の良さを改めて感じる事もできました。
アラサー又はアフター30の留学・ワーホリ、私はおすすめします!
また、学生時代に留学・ワーホリ経験、海外でのインターンシップ経験などがある方にも、アラサーで海外生活を送ってみる事はおすすめです。もしかしたら少し違った新しい楽しさを発見できるかもしれません。