乾燥肌がきになる方におすすめしたい、はちみつ石鹸。
手作り石鹸にはちみつを加えると保湿石鹸に早変わり。
入浴後の乾燥が気になる方にぴったりな、肌を優しく包み込んでくれるような石鹸になります。
冬の乾燥している季節や、夏の日差しを浴びダメージを受けているお肌にしっとりと優しい蜂蜜レモン石鹸。
レモンの精油を加え爽やかな香りを加えてみました。
また、ダメージを受けたお肌をいたわってくれるマカダミアナッツオイルもプラス。
贅沢な石鹸に仕上げました。
この石鹸レシピの成り立ち
私は部分的乾燥肌という悩みを持っています。
肌の一部が局地的に乾燥したり、荒れたりすることがよくあります。
(腕の一部分だけが乾燥したり、首元の一部だけが乾燥したり。顔も口元周辺が局地的に乾燥します。)
また、季節の変わり目などは特にお肌が敏感になります。
しっかり汚れを落としたいけれど、お肌が乾燥してしまうのはタブー。
そこで生まれたのがこの蜂蜜レモン石けんレシピです。
オリーブオイルベースの石けんに保湿効果が優れる蜂蜜を加え、
傷や湿疹などで傷ついた肌の修復を助けるといわれているマカデミアナッツオイルを加え、夏の強い紫外線・冬の乾燥でダメージを受けた肌をいたわってくれるようにした、
レモンの爽やかな香りがする石鹸です。
材料について
- オリーブオイル:390g
- マカデミア油:63g
- ココナッツ油:113g
- パーム油:63g
- 苛性ソーダ:78g
- 水:250ml
- レモンの精油:約6〜9ml
- 蜂蜜:小さじ2
オリーブオイル
オリーブオイルは人の肌になじみやすくマイルドで、すべすべな肌を作り上げるとされ昔から石鹸作りに使われている代表的なオイルです。しかし、泡立ち力があまり良くないという欠点があります。これらの短所を補う為にその他のオイルを加えます。
マカダミアナッツオイル
マカデミアナッツオイルは、傷んだお肌を修復する助けをする働きがあるとされているオイルで、湿疹などのトラブル肌にも使われるオイルです。また、お肌のシワのケアにも使われることもあり、美容乳液やクリームの原料としても使われています。乾燥して痒みがでてしまったお肌のケアにも有用だとされています。
ココナッツオイル
ココナッツオイルは一般的に泡立ちを良くする為に加えられるオイルです。しかし肌に刺激性がある物質も含まれているとされ、20%以下の割合で加えます。
パームオイル
パームオイルは石鹸の溶け崩れを防ぐ為に加えられるオイルです。手作りのナチュラル系石鹸を購入し使った時に石鹸の溶けが早くてすぐになくなってしまったといった経験はないですか?
私は自分で手作り石鹸を作りはじめる前は地元のサンデーマーケットなどで手作り石鹸を購入して使っていました。その時にすぐに溶けてしまってドロッとしてしまう石鹸を経験しました。そのような事を防ぐ為にパーム油を少し加え、石鹸をかために仕上げます。
エッセンシャルオイル
好みの香りや目的に合わせて精油をブレンドし加えると自分好みの石鹸がつくれます。だいたい1〜1.5%の割合で加えます。強目の香りをお好みの方は1.5%〜2%の割合で加えてみてください。
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)
固形石鹸を作る時に必要になるものです。
石鹸を作る際の水溶液の濃度では強アルカリ性になります。肌に触れたりすると火傷をしますので取り扱いには十分に気をつけてください。
精製水/浄水器を使ったお水
苛性ソーダを溶かすのに必要になります。
水道水でもできないことはないですが、ミネラルが含まれていないものをできるだけ使いましょう。私はフィルターにかけた水道水を使っています。
【私好みのオイルの割合】
オリーブオイル:62%
マカデミアナッツオイル:10%
ココナッツオイル:18%
パームオイル:10%
+エッセンシャルオイル:1.5%
はちみつ石鹸・作り方と上手に作る為のコツ
作り方
①. 苛性ソーダを溶かして水溶液を作る。
精製水と苛性ソーダの量を図り、丈夫な瓶の中で苛性ソーダを溶かします。
- 苛性ソーダ:78g
- 精製水:245g
↓
②. 油の量をはかり溶かす。
すべての油の量を図りとり、溶かします。ココナッツオイルやパームオイルは常温で固形のものが多いので、その場合は湯せんで溶かします。
- オリーブオイル:390g
- マカデミアオイル:63g
- ココナッツ油:113g
- パーム油:63g
↓
③. 苛性ソーダ水溶液と溶かした油を混ぜる。
①の苛性ソーダ水溶液を少しずつ②の油に加えながら混ぜ合わせます。その後20分程穏やかに混ぜます。
↓
④. 型入れのタイミングを待つ。
混ぜ終わった後、ドロッとしてくるまで放置します。ゴミやホコリが入らないようにラップをかけておきましょう。
油分が上に分離してきたら時々混ぜてください。油分が上に分離しなくなり、カスタードクリームのような質感になったら型入れです。
↑ このようにドロっとしてきたら型入れ時です。
↓
⑤. 暖かい所で1日保管→風通しの良い所で保管。(固まるまで)
固まって型から取り出せるようになるまで保管します。型から取り出せるようになったら取り出します。
型から出した後、切り分けるまで数日間休ませてください。型から出してすぐに切ると、柔らかすぎて上手にカットできません。(固くなるまで数日間待つ。)
↓
⑥. 好きな大きさに切る。
手袋をしてツンツンと触ってみて、型がつかないくらいにしっかりと固まったら切ります。包丁にくっつきますが、無理に剥がさずにスーッと手前に引くようにすると取れます。
↓
⑦. 寝かせる。
直射日光に当たらず風通しの良い所で保管します。1ヶ月程寝かせます。
十分に休ませたほうが硬い石鹸が出来上がり、溶けくずれが少ない石鹸が出来上がります。
↓
〜完成〜
使用感について
使うたびにレモンの爽やかな香りが漂います。
無添加のオリーブオイルベースの石鹸なので、市販の石鹸と比べると泡立ちが少ないように感じるかもしれませんが、汚れが良く落ち、キュッキュとすっきりさっぱりした洗い上がりになります。
ボディータオルや泡立てネットを使って十分に泡を立ててから使ってください。
それでも泡立ちが物足りないという方は、ココナッツオイルの割合を少し増やしてみてください。
蜂蜜とマカダミアナッツ油が入っているので、洗った後はしっとりすべすべの柔らかい肌感が得られます。
どんな人にオススメ?
ニキビにお悩みの方
レモンの精油はオイリー肌のトラブル対策やニキビのケアにもよく使われている精油です。
体臭が気になる方・デオドラント
レモンの精油はデオドラント効果に優れる精油の1つで、汗をよくかく時期の体臭対策としても期待できます。
乾燥して痒みのある肌にお悩みの方
マカデミアナッツ油は保湿性にも優れ、乾燥して痒みが出てしまったお肌のケアにも有用だとされているオイルです。また蜂蜜を加える事で更なる保湿効果が期待できます。
まとめ
部分的な乾燥・痒み・カサつきがきになる!そう思った時は一度この蜂蜜レモン石鹸レシピを試してみてください。
すっきりと汚れが落ち、しっとりサラサラのお肌に洗いあがります。
レモンの精油のデオドラント効果もプラスされ、体がベタベタとする暑い夏にもピッタリの石鹸です。
オールシーズンでに使えます!
ぜひ作ってみてください。